映画版では描かれ切らなかった、ドローレス・アンブリッジの最後と戦後の処遇は、ファンが最も関心を寄せるトピックのひとつです。ホグワーツの戦いにおいてヴォルデモートがハリーに敗れ去った直後、魔法省の傀儡政権は崩壊しました。
臨時魔法大臣に就任したキングズリー・シャックルボルトの手により、新体制の魔法省は旧政権下で行われた人権侵害の徹底調査を開始。アンブリッジは即座に拘束され、裁判にかけられました。彼女が主導した「マグル生まれ登録委員会」において、無実の魔法使いや魔女たちを不当にアズカバンへ送り込み、多数の死者を出した責任が厳密に追及されたのです。
判決の結果、彼女にはアズカバン刑務所への終身刑が言い渡されました。かつて自分が他者を陥れるために利用した絶望の牢獄で、一生を過ごすことになったのです。戦後のアズカバンからは吸魂鬼が追放されたため、彼女が魂を吸い尽くされることはありませんでしたが、自らが犯した非道な罪の重さと向き合いながら獄中で余生を送るという、因果応報の結末を迎えました。