「自分はアロマンティックかもしれない」と感じた人のために、自己理解を深めるためのチェックリストを用意した。医療的な診断基準ではないものの、自身の恋愛に対するスタンスを客観視する指標として活用できる。
以下の項目のうち、過半数に強い共感を覚える場合、アロマンティックのスペクトラムに位置している可能性が高い。
【アロマンティック自己診断チェックリスト】- 1. 誰かに「恋に落ちる」「胸が締め付けられる」という感覚を体験した記憶がない
- 2. 過去の交際は、相手の熱意に流されたか「経験として付き合ってみた」ものだった
- 3. 友人と恋人の違いが本質的に理解できず、境界線が曖昧に思える
- 4. ラブストーリーに触れても、恋愛感情そのものにはピンとこない
- 5. 「恋人がいない=寂しい・可哀想」という社会通念に強い違和感を覚える
- 6. 好意を向けられると、嬉しさよりも罪悪感や重苦しい居心地の悪さが勝つ
- 7. 一人の時間や友人との交流だけで情緒的に満たされている
- 8. 「好きなタイプ」を聞かれたとき、性格の良さや趣味の一致など友人の条件しか浮かばない
- 9. 告白されて付き合ったとしても、相手と同じ熱量で返せず苦痛を感じたことがある
- 10. 将来のパートナーに求めるものは「恋愛的なトキメキ」ではなく「生活の安心感や信頼」である
なお、アロマンティックの中にも、強い信頼関係を築いた相手にのみ稀に恋愛感情を抱く「デミロマンティック」や、極めて限定的な状況でのみ恋愛感情が生じる「グレイロマンティック」など、細やかなグラデーションが存在する。白黒で割り切る必要はなく、自らの立ち位置をグラデーションとして捉える姿勢が大切だ。