長年にわたり沈黙を守ってきた米政府ですが、2013年に中央情報局(CIA)が機密解除文書を公開し、公式文書として初めて「エリア51」の名称と存在を認めました。そこで明かされた実態は、冷戦期の命運を握る超極秘航空機の実験場でした。
ネバダ州の広大な砂漠地帯では、高高度偵察機U-2をはじめ、超音速偵察機SR-71ブラックバード、そして世界初のステルス戦闘機F-117ナイトホークなど、当時の常識を覆す形状と性能を持つ航空機の極秘開発・試験飛行が昼夜を問わず行われていました。
CIAの報告書によれば、当時民間航空機のパイロットや周辺住民から報告された「超高高度を音もなく光り輝きながら飛行する未確認飛行物体」の目撃証言の半分以上は、夕日を浴びて銀色に反射しながら飛行するU-2などのテストフライトであったことが記録されています。米軍は国家安全保障上の極秘開発をソ連から隠蔽するため、民間によるUFOの噂をあえて積極的に否定せず、防諜の隠れ蓑(カモフラージュ)として利用していた側面が明らかになっています。