実際に描かれている当事者であるカナダ国民は、この描写をどう受け止めているのでしょうか。北米の大手掲示板RedditやSNS、現地のカルチャーメディアでの反応を調査すると、意外にも圧倒的な好意と歓迎のムードが広がっています。
現地コミュニティでは、「他国から単なる『アメリカの北にある影の薄い国』として無視されるくらいなら、サウスパークで極端におかしなキャラクターとして定番化された方が何倍も誇らしい」「街でアメリカ人の友人に会うと、お互いに『Hey Guy!』『What's up, Buddy!』と挨拶し合うのが鉄板の持ちネタになっている」といった声が多数派を占めます。
カナダの公共放送CBCなどのメディアでも、サウスパークのカナダ描写は「鋭いポップカルチャーのパロディ」として好意的に取り上げられてきました。自虐の精神や寛容さを美徳とするカナダの国民性と、作品の悪意なきナンセンスさが幸福な共犯関係を結んでいる実態が浮き彫りになっています。