「乳飲料は添加物が入っているから牛乳より体に悪い」「カルシウムを摂るなら牛乳一択」といった極端な意見を耳にすることがありますが、栄養学的な観点から見るとどちらが優れているかは「摂取目的に応じて完全に分かれる」というのが専門家の見解です。
自然な完全栄養食を求めるなら「牛乳」
牛乳は、生乳本来の良質な動物性タンパク質、ビタミンA、ビタミンB2、そして吸収率の高い天然カルシウム(牛乳1本200mlあたり約220mg)が理想的なバランスで溶け込んでいます。人工的な成分を一切摂りたくない子どもや妊婦、自然な食品から栄養を補給したい層には「牛乳」が最適です。
特定の栄養素を効率よく補給するなら「乳飲料」
一方で、現代人に不足しがちな鉄分や葉酸、あるいは骨粗しょう症予防のために1日に必要なカルシウム(1本あたり400mg〜600mgに倍増された製品など)を集中的に補いたい場合、乳飲料は極めて優れたサプリメント代わりになります。さらに、乳糖をあらかじめ分解して「お腹がゴロゴロしにくい」ように設計されたアカディなどの高機能乳飲料は、乳糖不耐症の方にとって牛乳以上のメリットをもたらします。