長らく膠着状態にあった第二中里踏切問題ですが、東京都北区とJR東日本による都市計画道路および跨線橋整備事業の策定によって決定的な解決への道筋が固まりました。
採用されたのは、山手線の線路自体を高架化するのではなく、踏切の東側数十メートルの位置に線路を跨ぐ歩行者・車両対応の「跨線橋」を新設し、道路機能そのものを移設したうえで、現在の踏切を物理的に完全に廃止・撤去するという手法です。線路沿いの建物用地買収が段階的に進められ、現在現地では橋台やアプローチ道路の基礎工事が着実に進行しています。
地域住民や鉄道ファンが最も注視している「第二中里踏切はいつ廃止されるのか」という時期について、北区の事業計画公表データや現場の工程を精査すると、2020年代後半の跨線橋開通と同時期の廃止が確実視されています。終電後のわずかな保守作業間合いを縫って行われる難工事であるため、極端な工期短縮こそ難しいものの、安全な歩行空間確保エレベーターやスロープを備えた機能的跨線橋が姿を現しつつあります。