びわの木剪定で実がつかない原因は?巨大化を防ぐ芯止めと最新手入れ法

びわの木剪定で実がつかない原因は?巨大化を防ぐ芯止めと最新手入れ法

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庭のびわに花が咲かない、あるいは実がつかないと悩む栽培者の約7割が、剪定のタイミングと枝の選定で致命的なミスを犯しています。びわは他の落葉果樹(リンゴやモモなど)とは異なり、常緑果樹であり、一般的な果樹が休眠する冬期に花を咲かせるという特殊な生態を持っています。

びわの木で実がつかない理由は、主に以下の3つのメカニズムによって引き起こされます。

第一に、「花芽分化期(7月〜8月)以降の無計画な剪定」です。びわは初夏に伸びた新梢の先端に、7月から8月にかけて花芽を形成します。この花芽は枝の先端(頂部)にしかつきません。秋から初冬にかけて伸びた枝先を不用意に切り戻してしまうと、翌年収穫できるはずだった花芽を自らの手で丸ごと捨ててしまう結果になります。

第二に、「強すぎる剪定による樹勢の暴走」です。大きくなりすぎたからといって太い枝を一度に大量に切り落とすと、樹木は生命危機を感じて防衛反応を起こします。その結果、養分が果実をつけるための生殖成長ではなく、葉や枝を伸ばす栄養成長へと極端に偏り、実をつけない勢いだけの「徒長枝(とちょうし)」が乱立することになります。

第三に、「冬期の低温・霜害」です。びわの花や幼果は氷点下の低温に極めて弱く、マイナス3度を下回る寒波にさらされると花粉や幼果の内部が凍結死滅します。晩秋から冬に剪定して風通しを良くしすぎると、冷風が直接花房に当たり、結果として結実率がゼロに落ち込む現場事例が多く報告されています。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。