黒田東彦氏の家庭環境に目を向けると、家族構成の中心となるのは妻である黒田淑恵(よしえ)夫人です。淑恵夫人は、黒田氏が大蔵省の若手官僚として激務をこなしていた時代から家庭を支え、海外赴任(イギリス・オックスフォード大学留学やフィリピン・マニラのアジア開発銀行総裁時代など)にも帯同してきました。
知人や元同僚の証言によると、淑恵夫人は決して派手な社交界に出しゃばるタイプではなく、極めて聡明かつ控えめに黒田氏の健康管理と家庭運営を担ってきたとされています。日銀総裁時代の公式晩餐会や国際会議のレセプションなど、外交儀礼上必要な場面を除き、メディアへの露出は最小限に抑えられていました。
また、「黒田東彦 家系図」として華麗な閨閥が取り沙汰されることもありますが、黒田氏の実家は福岡県大牟田市にルーツを持つ堅実な家柄です。父親は元海上保安庁長官などを務めた高級官僚の家系ではなく、地方の名士・教育者家庭に育ち、自らの学力と実績でトップまで登りつめた実力派官僚の典型と評価されています。