半世紀の時を経て、このバネ玩具を再び世界的なスターダムに押し上げたのが、映画界の巨人たちだった。1995年、ピクサー・アニメーション・スタジオが制作した世界初の全編3DCG長編アニメーション『トイ・ストーリー』である。制作を率いたジョン・ラセター監督は、自身の子供時代の思い出が詰まったスリンキーを映画の中心キャラクターとして抜擢した。
胴体が伸び縮みする愛らしいスリンキー・ドッグは、主人公ウッディの忠実な相棒として世界中で大人気を獲得。映画の爆発的ヒットとともに、当時の玩具店からはスリンキーが姿を消すほどのフィーバーが巻き起こった。現在でもDisney+で作品を観た新しい世代の子供たちが、手元で跳ねるバネの愛らしさに魅了され続けている。