嵐のキャリアを振り返る際、音楽関係者やメディア関係者が口を揃えて「グループのターニングポイント」として挙げるのが、2007年2月21日発売の『Love so sweet』です。デビュー曲『A・RA・SHI』(1999年)で鮮烈なスタートを切ったものの、その後はCD不況やグループ像の模索期が続き、中堅アイドルとしての立ち位置にとどまっていた時期がありました。その停滞感を一気に突き破ったのが本作でした。
最大の要因は、最高視聴率27.6%(平均視聴率21.6%)を叩き出した大ヒットドラマ『花より男子2(リターンズ)』との圧倒的相乗効果です。前作の主題歌『WISH』(2005年)で手応えを得ていた嵐は、続編の主題歌として本作を投入。ドラマ内で道明寺司(松本潤)と牧野つくし(井上真央)の恋模様が最高潮に達する瞬間に流れるイントロのきらびやかなベルとブラスサウンドは、視聴者の感情と完璧にシンクロしました。
オリコン公表データによると、累計売上は約45.6万枚を突破し、2007年のオリコン年間シングルランキングで堂々の4位を獲得。デビュー以来初となる年間トップ10入りを果たし、翌2008年の年間1位・2位独占(『truth/風の向こうへ』『One Love』)へと続く快進撃の土台を築き上げました。