Q1:大関以外の力士(関脇や小結)が連続優勝した場合は綱取りになりますか?
A1:原則として横綱にはなれません。横綱審議委員会の推薦内規には「大関の地位において」と明記されているため、関脇以下の力士が優勝を重ねた場合は、まず大関への昇進が決定します。どれほど圧倒的な成績であっても、関脇から一気に横綱へ飛び級昇進することは現代の大相撲制度上ありません。
Q2:綱取り場所で「優勝」を逃しても横綱になれた力士は実在しますか?
A2:実在します。第60代横綱・双羽黒(当時の四股名は北尾)は、幕内最高優勝の経験が一度もないまま、優勝次点(12勝3敗、14勝1敗など)のハイレベルな成績を連続して残したことや将来性を高く評価され、異例の横綱昇進を果たしました。しかし昇進後にトラブルで廃業した経緯もあり、以降は優勝経験のない力士の昇進審査は極めて慎重に行われるようになっています。
Q3:横綱審議委員会(横審)のメンバーはどのような人たちで構成されていますか?
A3:相撲関係者(元力士や親方)ではなく、学識経験者、作家、ジャーナリスト、実業家、法曹関係者などの民間有識者で構成されています。相撲協会内部の利害関係から離れた中立的・社会的な視点から、力士の「力量」と「品格」を厳正に審査する役割を担っています。