トレンドの震源地は、個人経営のパティスリーだけではない。大手百貨店の地下食料品売り場では、持ち帰り時間を考慮した専用の保冷容器とともに、テイクアウト用のアソートボックスが飛ぶように売れている。
さらに見逃せないのが、冷凍物流の進化を背景にしたプレミアムコンビニの参入だ。各社が競い合うように展開する冷凍スイーツコーナーには、専門店の監修を受けた個食タイプのパッケージが並ぶ。マイナス18度の冷凍ケースから取り出し、帰宅するまでのわずかな時間で「食べ頃の半解凍」へと仕上がる設計は、日本の高度な食品工学とコールドチェーンの結晶と言っていい。