こそあど言葉とは?指示語の仕組みと大人が誤解する使い分けを徹底解説

こそあど言葉とは?指示語の仕組みと大人が誤解する使い分けを徹底解説

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「こそあど言葉」という名称は、指示語の語頭に付く4つの仮名「こ」「そ」「あ」「ど」の頭文字を並べた通称です。文部科学省の学習指導要領に基づく学校教育では、小学校低学年の国語から「指示する言葉」として導入され、学年が上がるにつれて文章読解や論理的記述の基盤として扱われます。この言葉群が果たす中核的な機能は、特定の事物を名前で直接呼ばず、相対的な位置関係や文脈に基づいて指し示すことにあります。

文法上の分類に目を向けると、単に「物を指す言葉」だけにとどまりません。学校文法において、こそあど言葉は主に以下の4つの品詞グループに細分化されます。

第1に、事物・場所・方角を指し示す「指示代名詞」(これ、それ、あれ、どれ/ここ、そこ、あそこ、どこ/こちら、そちら、あちら、どちら)です。単独で主語や目的語になることができる最も基本的な形態です。

第2に、名詞を直接修飾する「指示連体詞」(この、その、あの、どの)です。単独では文節を構成できず、必ず直後に名詞を伴って修飾関係を築きます。

第3に、動詞や形容詞など用言を修飾する「指示副詞」(こう、そう、ああ、どう)です。動作の様子や思考のあり方を端的に表現する際に使われます。

第4に、事物の状態や性質を表す「形状詞(形容動詞の語幹)」(こんな、そんな、あんな、どんな)です。「こんな本」「あんなに静かだ」のように、状態を例示しながら形容する役割を果たします。このように、単に「これ・それ」と呼ぶだけでなく、文構造の中で多様な品詞として機能している点が、日本語の指示体系の奥深さを示しています。

加藤 愛美
著者

加藤 愛美

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。