晩白柚はザボン(文旦)の一種で、柑橘類の中では世界最大級の大きさを誇ります。重さは標準的なもので1.5kg〜2.5kg、大きなものになると3kgを超えることも珍しくありません。ギネス世界記録にも「世界で最も重量の重い柑橘果実」として認定されています。
国内生産の9割以上を占めるのが熊本県八代(やつしろ)地域です。日奈久温泉街など温暖な気候と肥沃な土壌、豊かな干拓地のミネラルに恵まれ、明治時代に台湾から導入された原木をもとに独自の栽培技術が培われてきました。
年間の流通スケジュールは明確です。12月上旬から収穫が始まり、出荷のピークは1月中旬から3月上旬にかけて続きます。年末の贈答用やお正月の縁起物、お風呂に浮かべる「晩白柚風呂」としても親しまれていますが、実際に舌で味わうベストシーズンは、冬の寒さが残る1月後半から3月の時期にあたります。