旅の計画段階で最もデリケートなテーマが「お金」の問題です。3世代家族旅行の予算相場は、1泊2日で1人あたり約2万5,000円〜4万5,000円が目安。大人4人・子ども2人の6人家族であれば、交通費や滞在中のアクティビティ代を含めて総額25万〜40万円前後に達することも珍しくありません。
では、この費用は誰が払うのが一般的なのでしょうか。実態調査やファイナンシャルプランナーのアドバイスをもとに整理すると、主に以下の3パターンに分かれます。
1つ目は「祖父母が全額負担する」ケースです。孫へのプレゼントや家族の思い出作りとして祖父母側から申し出がある場合に多く見られます。ただし、この場合でも子世代は「現地でのカフェ代・お土産代を支払う」「ガソリン代や高速代を受け持つ」といった形で感謝を形にするのが暗黙のマナーです。
2つ目は「宿泊費は祖父母、交通費や現地飲食代は子世代」という折半・役割分担型です。これが最もトラブルが起きにくく、双方に精神的な負担を残さないスマートな配分と言えます。
3つ目は「子世代が親孝行として全額招待する」パターンです。還暦や古希などの記念旅行に多く、祖父母には一切財布を開かせないおもてなしとして喜ばれます。いずれの場合も、「旅行前の段階で誰が何を支払うか大枠を決めておく」ことが後味の悪さを防ぐ鉄則です。