「豪腕」の二つ名を持つ国家錬金術師であるアームストロング少佐の戦闘スタイルは、他の錬金術師とは一線を画しています。多くの錬金術師が錬成陣を描いた手袋や陣を刻んだ武器を用いて中・遠距離攻撃を行うのに対し、少佐は錬成陣が刻印打撃された特製ナックルダスターを両拳に装着し、超近接格闘戦を展開します。
代々アームストロング家に伝わる芸術的錬成術により、殴りつけた地面や壁の岩石を瞬時に尖鋭な槍や砲弾へと再構築し、凄まじいパンチ力で敵目掛けて射出します。肉体そのものが極限まで鍛え上げられているため、錬金術を封じられた状況下でも通常の兵士や格闘家を軽々と圧倒するフィジカルを誇ります。
アームストロング少佐の真の恐ろしさは、単なる怪力にとどまらず、ボクシングのような精密なフットワークと、芸術的な彫刻美を兼ね備えた錬成精度にあります。力任せの大味な攻撃に見えて、ミリ単位で急所を貫く緻密さを併せ持っている点こそ、彼が国家錬金術師の称号を保持し続ける理由です。