デコトラプラモデルの歴史を語る上で欠かせないのが、静岡の老舗模型メーカーであるアオシマ(青島文化教材社)の存在です。アオシマは数十年におよびトラックモデルの金型を改良・蓄積し、多彩なシリーズを展開してきました。
入門からベテランの改造ベースとして不動の人気を誇るのが「バリューデコトラ シリーズ」です。「創造のプラモデル」をコンセプトに掲げ、シンプルなパーツ構成ながら雰囲気抜群の大型車・中型車をリーズナブルな価格帯で提供。あえてディテールをシンプルに留めることで、ユーザーが自由に手を加える余白を残した名作シリーズとして愛され続けています。
一方、究極のリアリズムを追求したのが「ヘビーフレイト プラモデル」シリーズです。シャーシフレームの構造、エンジンの配管、リーフスプリングの積層形状、エアサスペンションのギミックに至るまで、実車取材に基づき徹底的に立体化。キャブ(運転台)内部の内装やインパネの細部に至るまで妥協なく設計されており、デコトラベースとしてはもちろん、超精密な商用車模型としても世界中のモデラーから高い評価を集めています。