Q1:筋硬結は放置すると自然に消えることはありますか?
A1:残念ながら、形成されてしまった筋硬結が何もしないで自然消滅することは稀です。局所的な血流障害とエネルギー枯渇の悪循環が固定化しているため、安静にしているだけでは収縮した筋節は緩みません。放置すると周囲の組織を巻き込んで線維化が進み、より頑固なしこりへと変化します。
Q2:強くマッサージしてゴリゴリ潰すのはなぜダメなのですか?
A2:筋硬結は老廃物の塊ではなく、傷つき過敏になった筋線維の束だからです。強圧でゴリゴリと摩擦を加えると筋線維が断裂し、微小な筋挫傷(いわゆる激しい揉み返し)を引き起こします。修復過程でコラーゲン繊維が過剰沈着し、かえってしこりが硬く太くなるリスクがあります。
Q3:筋硬結と悪性腫瘍(しこり)はどうやって見分ければいいですか?
A3:筋硬結は筋肉の走行に沿って存在し、筋肉を緊張させると硬くなり、緩めると柔らかくなります。また、押した際に特有の関連痛や強い圧痛を伴うのが一般的です。一方で、筋肉を緩めても硬さが全く変わらない、急激にサイズが大きくなっている、皮膚に癒着して動かない、痛みが全くないといったしこりは、脂肪腫や軟部肉腫などの腫瘍性病変の疑いがあります。自己判断せず速やかに整形外科を受診してください。