なぜ船橋に南極観測船が?初代しらせ保存の真相と見学ツアー完全ガイド

なぜ船橋に南極観測船が?初代しらせ保存の真相と見学ツアー完全ガイド

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退役した自衛隊艦艇の運命は、防衛機密の観点や多額の維持費から「スクラップ処理(解体)」が原則です。2008年7月に通算25年・25回に及ぶ南極航海を終えて退役した初代「しらせ」も、当初は鉄くずとして売却・解体される計画が現実味を帯びていました。自治体や民間団体からの保存名乗りが維持費の壁に阻まれる中、救世主として名乗りを上げたのが、民間気象情報会社世界最大手の株式会社ウェザーニューズでした。

創業者の故・石橋博良氏は「気象と地球環境の変動を監視する貴重な生きた教材を失ってはならない」と決断。約4,000万円で国から船体を買い取り、環境観測船「SHIRASE5002」として再生させました。係留地として選ばれたのが、首都圏からのアクセスが良く、大型船舶の着岸設備が整っていた船橋港(京葉食品コンビナート・サッポロビール千葉工場岸壁)でした。こうして2010年5月、初代しらせは船橋の地で新たな役割を担うことになったのです。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。