上信自動車道の全体ルートマップを把握する上で、絶対に押さえておくべきなのが「渋川西」「吾妻東」「吾妻西」という3つの重要バイパスの存在です。これらが既存の現道(国道353号・145号)のボトルネックを完全に解消する役割を担っています。
まず起点となるのが渋川西バイパスです。関越自動車道・渋川伊香保IC周辺の慢性的な国道17号渋滞をバイパスし、上信自動車道の本線部へとスムーズに車両を誘導します。ここから「金井バイパス」「箱島バイパス」を経由して接続するのが、延長約6.7kmに及ぶ吾妻東バイパス(植栗〜松谷)です。吾妻東バイパスは1期工区と2期工区に分かれて順次整備が進められ、従来の狭隘な集落内道路を完全にスルーできるよう設計されています。
さらに西へと延びる吾妻西バイパス(約7.0km)は、松谷地区から八ッ場ダムの手前である長野原町横壁を結びます。この区間が開通したことで、かつて行楽シーズンに激しい渋滞を引き起こしていた吾妻渓谷周辺の難所が完全に解消され、既に供用されている八ッ場バイパスへとノンストップで合流できる強固な高規格ネットワークが完成しつつあります。