エントランスを抜けて2階へ上がると、目の前に広がるのは息を呑むような大空間です。伊東豊雄氏が設計を担当したこの建物の最大の特徴は、岐阜県産の「東濃ヒノキ」を編み込むように組み上げた波打つ木造格子屋根にあります。巨大な一枚の布がうねっているかのような有機的な天井構造は、木造建築の可能性を大きく広げた金字塔として世界的な建築賞を多数受賞しています。
天井から吊り下げられた巨大な半球体「グローブ」も見逃せません。ポリエステル素材で作られた直径8〜14メートルのグローブは、トップライトからの自然光を柔らかく拡散させると同時に、自然換気を促す空気の通り道としても機能しています。照明や空調のエネルギー消費を抑えつつ、木漏れ日の下にいるような心地よさを生み出す先進的な環境デザインは圧巻です。