ネット上の情報やSNSでは、「チューハイとサワーは完全に別の飲み物である」といった極端な言説や、誤った認識が散見されます。ここで主な誤解を是正しておきましょう。
誤解1:「サワーは必ず柑橘系果汁が入った女性向けのお酒である」
本場アメリカのカクテルブックにおけるサワーは、スピリッツにレモン汁やライム汁をシェイクした度数20度以上の力強いカクテルです。日本の居酒屋で普及した「ソーダ割りのサワー」は、日本独自にアレンジされたロングカクテルであり、甘みを一切加えないドライなレモンサワーが主流となった現在では、辛党の男性客層からも圧倒的な支持を獲得しています。
誤解2:「缶のレモンチューハイとレモンサワーは中身の製法が全く違う」
大手飲料メーカーのラインナップを見ても、商品名に「サワー」と付けるか「チューハイ」と付けるかは、開発チームのブランド戦略やターゲット層の嗜好によって決定されています。「すっきり爽快感・果汁のフレッシュさ」を前面に出したい場合は「サワー」、「昔ながらの酒感・食事に合う無骨さ」を打ち出したい場合は「チューハイ」と名付けられる傾向がありますが、中身の構造自体に法的な差異はありません。