「バセドウ病になると食べてはいけないものが多いのでは?」と不安に思う方が多いものの、過度な神経質になる必要はありません。ただし、極端な偏食や刺激物の摂取には明確な注意点が存在します。
まず意識したいのが、ヨウ素(ヨード)を多く含む昆布などの過剰摂取による影響です。甲状腺ホルモンの原料となるヨウ素は、一般的な食事量であれば問題ありませんが、昆布出汁を濃厚に使った料理や昆布エキスのサプリメント、海藻の大量摂取を日常的に続けるとホルモン合成に影響を及ぼす場合があります。
また、バセドウ病におけるカフェインやアルコールの摂取にも配慮が必要です。コーヒー、エナジードリンク、濃い緑茶に含まれるカフェインや過度な飲酒は交感神経を直接刺激し、不快な動悸や手の震え、不眠を悪化させます。動悸が治まるまではノンカフェイン飲料を選び、飲酒は控えめにするのが賢明です。