天空闘技場編が描かれた1990年代末から四半世紀以上が経過した現在でも、このセリフはネットミームとして衰えを知りません。なぜこれほどまでに長い寿命を誇り、日常的なスラングとして定着したのでしょうか。コミュニティの利用実態を分析すると、主に以下の3つの文脈で活用されていることが分かります。
1. 対戦ゲームで手強い好敵手とマッチングしたとき
格闘ゲームや対戦FPS、カードゲームなどで、格上のプレイヤーや予想外の戦術を使う相手と遭遇した際、「面白い、受けて立つ」という高揚感をユーモラスに表明するために「興奮しちゃうじゃないか…♥」とチャットや投稿が行われます。
2. 期待以上のコンテンツ・神展開を目の当たりにしたとき
アニメの神作画回、漫画の衝撃的な伏線回収、あるいは推しのアイドルやVTuberの圧巻のパフォーマンスを見た際、ファンが感情の高まりを抑えきれずに呟く感嘆符として機能しています。
3. あえて「変態的・狂気的なキャラクター」を演じるネタとして
文末にハートマーク(♥)やトランプのスート(♠・♦・♣)を添えることで、本気で怒ったり喜んだりするのではなく、「ちょっと危ないキャラになりきって場を和ませる」という道化的な役割を果たしています。
SNS上の生の声を見ても、「強敵と当たって負けそうだけどヒソカの気分で『興奮しちゃうじゃないか』って呟いたら妙に落ち着いた」「推しの新ビジュアルが良すぎてリアルにヒソカの顔になった」といった投稿が日常的に見受けられ、「強烈な刺激に対する快感」を言語化する最高峰のパッケージとして機能している実態が浮き彫りになっています。