神宮と神社の違いとは?皇室ゆかりの社号や大社との格差を徹底解明

神宮と神社の違いとは?皇室ゆかりの社号や大社との格差を徹底解明

神宮と神社の違いとは?皇室ゆかりの社号や大社との格差を徹底解明とはどのようなものなのか? 詳しい意味を整理してお届けします。

神社の名称末尾につく称号は「社号」と呼ばれ、主に「神宮」「大社」「宮」「神社」の4区分に大別されます。平安時代の延喜式神名帳や明治時代の近代社格制度の影響を受け、それぞれ異なる格式と歴史的意味を保持しています。

社号(格付け)主なご祭神の傾向代表的な神社例特徴・編集部の解説神宮(最高格)皇祖神、歴代天皇、皇室の神宝伊勢神宮、熱田神宮、平安神宮、明治神宮、橿原神宮格式の頂点。皇室との直結性が名乗るための絶対条件となる。大社(広域崇敬社)国造りの大国主大神、古代有力神、全国的分祀の本宮出雲大社、伏見稲荷大社、春日大社、諏訪大社、住吉大社かつては出雲大社のみの呼称。現在は各信仰の本宮・別格の古社が称する。宮(親王・功臣社)皇族(親王)、歴史的偉人(徳川家康、菅原道真等)日光東照宮、太宰府天満宮、北野天満宮、鎌倉宮、水天宮親王を祀る神社、あるいは朝廷から勅許を受けた顕彰施設に多い。神社(一般的呼称)八百万の神、産土神、氏神、地域守護神全国の八幡神社、浅間神社、熊野神社、地域の氏神神社など神道施設の総称。全国約8万社の9割以上がこの区分に該当する。

表から分かるように、大社と神社の違いは信仰の広がりと歴史的格式にあります。戦前まで公的に「大社」を名乗ることが許されていたのは島根県の出雲大社(当時は「杵築大社」)のみでした。戦後の宗教法人化に伴い、各地の総本社(伏見稲荷大社や春日大社など)が神社本庁の承認を得て大社号を称するようになりました。

一方、宮と神社の格式差は祀られている対象の身分に由来します。宮号は親王などの皇族を祀る神社(鎌倉宮、井伊谷宮など)や、国家的な大功労者として神格化された人物を祀る社(徳川家康を祀る東照宮、菅原道真を祀る天満宮など)に対して特別な勅許をもって付与されてきた歴史があります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。