胡蝶しのぶ死亡シーンは何巻何話?童磨戦の猛毒作戦と最期の言葉の全真相

胡蝶しのぶ死亡シーンは何巻何話?童磨戦の猛毒作戦と最期の言葉の全真相

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胡蝶しのぶが散り際に残したメッセージには、幾重もの意味が込められていました。現場に突入したカナヲが目撃したのは、童磨の腕の中で抱かれ、音を立てて肋骨を砕かれる師の姿でした。言葉を発することすら不可能な激痛のなか、しのぶはカナヲに対し、右手で素早く指文字(ハンドサイン)を送ります。

そのサインの内容は、「童磨が使う血気術の冷気を吸い込むな」「毒を喰らわせる作戦は予定通り進んでいる」「絶対に勝機はある」という極めて具体的かつ実戦的な戦術伝達でした。そして、動揺と悲痛で叫びそうになるカナヲを見据え、心の中でこう告げたのです。

「泣くことは許さない 立ちなさい 怒りなさい」

この言葉は、かつて感情を失い指示がなければ動けなかったカナヲの心を震わせ、自立した鬼殺隊士としての覚悟を呼び覚ましました。しのぶは自らの命を散らす極限状態にあってもなお、継子の成長と戦況の打破だけを見据えていました。

さらにファンの間で伝説となっているのが、決着後の第163話「心あふれる」で描かれた童磨との死後対面です。カナヲと嘴平伊之助によって頸を落とされ、首だけの状態で消滅を待つ童磨は、しのぶの知略に心底から感服し、生前には決して持ち得なかった「恋心」のような感情を抱きます。そして「ねぇしのぶちゃん、俺と一緒に地獄へ行かない?」と求愛の言葉を投げかけました。

それに対するしのぶの返答は、生前の穏やかな微笑みをたたえたまま放った、容赦のない決定打でした。

「とっととくたばれ糞野郎」

毒舌と冷徹な激情が同居したこの最期のセリフは、読者の胸をすく最高の名言として現在も語り継がれています。当時のSNSや掲示板コミュニティでは、「しのぶさん死亡」というワードが世界トレンド1位を獲得。少年漫画のヒロイン格が骨まで喰われて死亡するというトラウマ級の展開に、連載当時は「1週間立ち直れない」「童磨が絶対に許せない」という阿鼻叫喚が吹き荒れました。

しかし、その死が完璧な計略による童磨討伐の決定打だったと判明した瞬間、読者の反応は「悲壮な死」から「崇高なる知将への敬意」へと一変。弱者が強大な怪物を頭脳で討ち滅ぼすカタルシスに、多くのファンが涙を流しました。

山下 哲也
著者

山下 哲也

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。