ネット上のレビューやSNSの投稿を網羅的にリサーチすると、評価は「神アイテム」と絶賛する層と「二度と使わない」と切り捨てる層で真っ二つに分かれています。両者の境界線を探ると、履くシーンと求める機能のミスマッチが浮き彫りになってきました。
高評価を寄せるのは、小さな子供を抱えて両手が塞がりがちな子育て世代や、玄関での靴の脱ぎ履きが多い配達員、座敷席への出入りが頻繁なビジネスパーソンたちです。「朝の忙しい時間帯に1秒でスニーカーが履ける」「雨の日に泥水で汚れた靴紐を結び直す苦痛が消えた」など、「着脱スピードと利便性」を最優先するユーザーからは絶大な支持を集めています。
一方で否定的な口コミを投稿しているのは、フィット感を何よりも重視するランナーや、足のトラブル(外反母趾や扁平足など)を抱える層です。「ゴム特有の反発力で足が靴の中で遊んでしまい、靴擦れができた」「見た目がどうしても安っぽく見え、お気に入りの限定スニーカーに合わない」といった声が目立ちます。ファッション性や精密なフィット感を求めるスニーカーファンにとっては、妥協を強いられる側面があるのも偽らざる実情です。