インテリアの仕上げにおいて、運気や心理的安定を意識する読者も少なくありません。しかし、ネット上に溢れる「これを飾れば金運爆上がり」といった短絡的な情報を鵜呑みにすると、部屋の景観と調和が崩壊します。
伝統的な環境心理学の側面を持つ風水で良いとされる方角と絵柄には、方角ごとの色彩心理と光の入り方に基づいた合理的な根拠があります。
【東(木の気)】
太陽が昇る発展の方角には、新緑の風景やボタニカルアート、瑞々しいブルー系の抽象画が適合します。成長を促すエネルギーがあり、仕事運や健康運を整える視覚効果を発揮します。
【西(金の気)】
夕日の沈む西側には、温かみのあるイエロー、ベージュ、または落ち着いたゴールドを基調とした絵画が調和します。実りを象徴する果実や秋の風景は、財運を安定させる落ち着きを室内に演出します。
【南(火の気)】
知性や直感を司る南側には、グリーンを取り入れた植物画や、洗練された幾何学グラフィックが推奨されます。ただし、真っ赤な炎や過度な原色は「火の気」が強まりすぎて住人に焦燥感やイライラを与えるため、アクセントカラー程度に留めるのが鉄則です。
【北(水の気)】
冷えやすい北側には、暖色系のピンクやオレンジ、柔らかい陽光が差し込む街並みの絵が好相性です。寂寥感のある冬景色や荒涼とした海の絵を飾ると、無意識に寒々しさを助長してしまうため避けるべきとされています。