その枕の洗い方は大失敗のもと?素材別の正しい洗濯術とダニ撃退法

その枕の洗い方は大失敗のもと?素材別の正しい洗濯術とダニ撃退法

その枕の洗い方は大失敗のもと?素材別の正しい洗濯術とダニ撃退法に関する主要な事実を分かりやすくまとめました。専門的な情報をご確認ください。

洗える素材であることが確認できたら、次は「洗濯機」か「手洗い」かの手法を選択します。家庭用洗濯機を使う場合と、浴槽などを利用した手洗いでは、中材にかかる物理的ストレスが大きく異なります。

失敗しない!枕の洗濯機での洗い方

洗濯機を使用する際は、水流が最も穏やかな「手洗いコース」や「ドライコース」「おうちクリーニングコース」を設定するのが前提です。水量は「最大」に設定してください。水が少ない状態で回転させると、枕が水面に浮き上がって十分に浸透しないばかりか、パルセーター(回転羽根)やドラム壁面に擦れて側生地が破れる危険があるためです。

使用する洗剤は、中綿の繊維や羽毛の天然油分を奪わないおしゃれ着用中性洗剤(アクロンやエマールなど)を選びます。一般的な弱アルカリ性合成洗剤は皮脂汚れに強い半面、繊維を痛めてゴワつきの原因になります。脱水工程ではタイマーを1分以内に設定し、水分が抜けきらない場合は1分刻みで様子を見ながら追加脱水を行うのが、型崩れを防ぐプロの技術です。

型崩れゼロを目指す!枕の手洗い方法

高級なポリエステル枕やデリケートな羽毛枕には、洗面ボウルや浴槽を使った手洗いが最も安全です。ぬるま湯(30〜40℃)に規定量の中性洗剤を溶かし、枕全体を沈めます。ここでの鉄則は「もみ洗い」を避け、両手の手のひらで上から優しく体重をかけるように「押し洗い」を繰り返すことです。

内部の汚れが押し出されたら水を2〜3回入れ替え、泡が完全に消えるまで押しすすぎを行います。すすぎ残しは後々の異臭や黄ばみ、肌荒れの原因になるため徹底してください。脱水時は雑巾のように絞るのではなく、浴槽のフチに押し当てて水分を押し出し、最後は大きめのバスタオルに挟んで水気を吸い取ります。

コインランドリーでの枕洗濯は本当に安全か?

「強力な業務用の機械で一気に洗いたい」とコインランドリーでの枕洗濯を試みるユーザーも増えています。しかし、コインランドリーのドラムは家庭用よりも大型で叩きつけの衝撃が強く、中綿が破裂する事故が頻発しています。コインランドリーを利用する場合は、必ず「寝具専用ネット」を装着し、羽毛枕の場合はテニスボールを2〜3個ドラムに投入して羽毛を叩きほぐしながら乾燥させる手法が有効です。ただし、熱に弱いウレタンやビーズ素材の持ち込みは火災や溶損事故に直結するため、絶対に避けてください。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。