オリンピック関連施設の建築思想を語るうえで欠かせないのが、日本を代表する建築家・隈研吾氏らに通底する「木と自然の調和」というデザイン哲学だ。新国立競技場をはじめとする現代の五輪建築群が世界中から称賛を浴びるなか、このセンターの建築空間もまた、歴史的レガシーと現代機能の融合体として再注目を浴びている。
広大な敷地内には、重厚な昭和のモダニズム建築とリニューアルされた現代的な施設が自然豊かな景観と調和しながら共存している。光が差し込む広々としたロビーや風が吹き抜ける回廊など、都市空間における贅沢な滞在体験を提供する設計意図が随所に垣間見える。