60代の髪の悩みで圧倒的トップを占めるのが「白髪との付き合い方」だ。3週間に一度のペースで根元を黒く塗りつぶす白髪染めは、頭皮へのダメージも時間的・金銭的負担も計り知れない。そこで現在のスタンダードとなっているのが、60代白髪ぼかしハイライトショートという選択肢だ。
細いスジ状にブリーチや明るめのカラーを散りばめることで、黒髪と白髪の境界線をあいまいにぼかすこの技法は、ショートヘアと極めて相性が良い。光の反射が生まれて髪全体に立体感が宿るため、毛量が少なくなってきた髪を視覚的にふんわり見せる恩恵もある。白髪が伸びてきても境目が目立ちにくく、カラーリングの周期を2〜3ヶ月に一度へと延ばせる点も絶賛されている。
一方で、一切染めずに白髪を活かす60代グレイヘアショートの真相についても冷静な見極めが必要だ。「染めないから楽」というイメージが先行しがちだが、グレイヘアを美しく保つためには、こまめなカットで毛先を整え、紫シャンプーで黄ばみを抑えるなどの徹底したツヤ管理が不可欠になる。ロングのグレイヘアは疲れた印象を与えやすいが、潔く切り込んだショートスタイルであれば、都会的で凛とした「自分らしさ」を際立たせる最高の武器へと昇華する。