言葉は時代とともに生きている。スマートフォンの普及やタイパ(タイムパフォーマンス)を重視する現代社会において、複雑な助数詞の使い分けは徐々に簡略化されつつある。最近のアンケート調査によると、10代から20代の若年層の約8割が、バイオリンを数える際に「1本」または「1個」と答えたという。
「挺」という漢字自体、日常生活で書く機会がほとんどない。そのため、若い世代にとっては「聞いたことはあるけれど、自分では使わない古い言葉」になりつつあるのが現状だ。古典的な美意識を守るべきか、それとも伝わりやすさを最優先すべきか、日本語は今、新しい岐路に立たされている。