抹茶と緑茶の違いとは?同じ茶葉なのに味と栄養が激変する驚きの真相

抹茶と緑茶の違いとは?同じ茶葉なのに味と栄養が激変する驚きの真相

抹茶と緑茶の違いとは?同じ茶葉なのに味と栄養が激変する驚きの真相の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉でまとめました。

日本茶にまつわる最大の疑問の一つが、抹茶と緑茶の茶葉は同じなのかという真相です。結論から言えば、どちらも同じチャノキから収穫されます。そもそも「緑茶」とは、茶葉を発酵させずに加熱処理(蒸す・炒る)した日本茶全般を指す包括的な総称です。つまり、煎茶、玉露、ほうじ茶、玄米茶、そして抹茶もすべて「緑茶」という大きなカテゴリーの一員にすぎません。

では、なぜ見た目も味もこれほどかけ離れるのか。最大の分岐点は、茶園に黒い覆いをかける「覆下栽培(おおいしたさいばい)」を行う理由に隠されています。

一般的な煎茶は、収穫までたっぷりと太陽の光を浴びせて育てます。日光を浴びることで、根で作られた旨味成分「テアニン」が光合成によって渋み成分「カテキン」へと変化し、爽快な渋みとスッキリした苦味が生まれる仕組みです。一方、抹茶の原料となる茶葉は、新芽が出始めた頃から20日〜30日間にわたり、寒冷紗(かんれいしゃ)や葦簀(よしず)で茶畑全体を覆い、日光を90%以上遮断します。

光を奪われた茶葉は、わずかな光を効率よく吸収しようと葉緑素(クロロフィル)を爆発的に増やします。これが抹茶特有の目の覚めるような深いエメラルドグリーンの正体です。さらに光合成が行われないため、テアニンがカテキンへと変換されず、濃厚な甘みと重厚な旨味が茶葉の内部にそのまま凝縮されます。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。