英仏海峡トンネルは車で渡れる?ユーロスターとの違いや歴史を徹底解説

英仏海峡トンネルは車で渡れる?ユーロスターとの違いや歴史を徹底解説

英仏海峡トンネルは車で渡れる?ユーロスターとの違いや歴史を徹底解説についての疑問解決ガイドをお届けします。

「英仏海峡トンネルは、東京湾アクアラインのようにマイカーで自走できるのか?」という疑問を抱く人は少なくありません。結論から言えば、一般の車が自走して通り抜ける車道は存在しません。トンネル内は完全に鉄道専用の軌道となっており、車で渡る場合は車両輸送専用のカートレイン「ル・シャトル(LeShuttle)」を利用します。

ここで混同されやすいのが、国際高速列車「ユーロスター」との違いです。ユーロスターはロンドン(セント・パンクラス駅)とパリやブリュッセルなどの都心を直接結ぶ旅客列車であり、乗客だけが座席に座って移動します。一方のル・シャトルは、イギリス側のフォークストンとフランス側のカレー(コケル)にある専用ターミナル間だけをシャトル運行する、いわば「車のための海底フェリー列車」です。

実際の車の乗り方は極めて機能的です。高速道路直結のターミナルに到着後、自動ゲートでチェックインを済ませ、税関と出国・入国審査を通過。搭乗案内が出たら誘導に従って巨大な2階建て(大型車は1階建て)の専用貨車へ車ごと乗り入れます。車を停めてエンジンを切った後は、車内にそのまま留まることも、車外に出て客室デッキストレッチすることも可能。海底をわずか約35分で駆け抜けるため、船酔いの心配も一切なく、あっという間に対岸の高速道路へと走り出せます。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。