一澤帆布のお家騒動、長男のその後は?泥沼裁判と老舗ブランドの今

一澤帆布のお家騒動、長男のその後は?泥沼裁判と老舗ブランドの今

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争点の核心にあったのは、生前の父親が遺したとされる2つの対立する遺言書だった。一方は信三郎氏に経営権を委ねる内容、もう一方は長男の信太郎氏に株の8割以上を相続させる内容である。信三郎氏側は「後から出された遺言書は実質的に無効である」として、遺言書無効確認訴訟を起こし法廷闘争へと突入した。

司法の判断は二転三転した。一度は最高裁判所まで争いが持ち込まれ、形式的な遺言書の有効性を認める判決が出たことで、信太郎氏側が一時的に社屋とブランドを接収する事態に陥った。しかし、信三郎氏と職人たちは諦めなかった。泥沼の裁判闘争の末、最終的に「長男側の遺言書は無効」とする判断が判決で確定。異例の「大逆転劇」によって、会社の実質的な支配権は再び信三郎氏のもとへと戻る結果となった。

山崎 陸
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山崎 陸

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