ご利益を正しく授かるには、仏教寺院における適切な参拝作法を身につけておく必要がある。神社のように手を叩く(拍手する)のではなく、静かに胸の前で合掌し一礼するのが基本の作法だ。
叶稲荷での具体的な参拝手順は次の通りだ。
まず手水舎で手と口を清めた後、本堂の吒枳尼天へ日頃の感謝を伝える。その後、奥に位置する叶稲荷へ向かい、一礼して心の中で「オン シラバッタ ニリウン ソワカ」という真言を唱える。ここで大切な裏技は、「相手の不幸を願う」のではなく、「悪縁から解放された自分がどう歩んでいくか」という未来への誓いを提示することだ。絵馬に思いを記す際も、具体的かつ前向きな言葉を選ぶことで、祈りの波長がまっすぐに届きやすくなる。