騒動の発端は、2024年3月に韓国・ソウルで開催されたMLB開幕節の最中に突如として表面化した。大谷翔平の長年の盟友であり、公私にわたり全幅の信頼を寄せられていた水原一平氏が、違法ブックメーカーへの関与を理由に即座に解雇されたのだ。当初は「大谷が借金を肩代わりした」との説明がなされたものの、その後の検証で事態は一転。水原氏が大谷の口座から無断で多額の資金を不正送金していた事実が判明した。
長年にわたり築き上げられた信頼関係の裏で発生していたこの違法賭博問題は、金額の膨大さもさることながら、主謀者が最も身近な密着人物であったという点において極めて異例のケースとなった。資金流出の規模は最終的に数十億円規模にのぼり、世界中のメディアに強烈な打撃を与えた。