自分が感じている特定の対象への恐怖が、医学的なサポートを必要とするレベルなのか、それとも一般的な苦手意識の範疇なのかを判断することは容易ではありません。臨床現場で用いられる限局性恐怖症 診断基準(DSM-5-TR)の観点をベースに、手軽に現状を把握できる恐怖症チェック 無料診断シートを作成しました。
以下の10項目について、直近6か月間のご自身の状態に当てはまるものを数えてみてください。
📋 【恐怖症リスク・簡易セルフチェックシート】- □ 特定の対象や状況(高所、狭い場所、集合体、針・刃物、特定の動物、視線など)に対して、理屈では抑えられない強烈な恐怖や嫌悪感を覚える
- □ その対象を目にしたり直面したりすると、ほぼ毎回、即座に動悸・冷や汗・震え・息苦しさ・めまいなどの身体症状が現れる
- □ 対象から逃れるために、日常生活の移動ルートや行動範囲、仕事の選択を著しく制限している
- □ 自分が感じている恐怖が、実際の危険度に対して「過剰である」「不合理である」と頭の片隅では理解している
- □ 対象に直面することを想像しただけでも、強い予期不安(事前にお腹が痛くなる、眠れなくなるなど)が生じる
- □ 周囲の人から「大げさだ」「我慢が足りない」と言われるのが怖く、恐怖を隠そうと過剰なストレスを感じている
- □ 電車、飛行機、エレベーター、美容院、歯医者など、特定の場所に立ち入ることを避けている
- □ 恐怖の対象を避けるために、友人との付き合いや仕事の重要な機会をキャンセルしたことがある
- □ 恐怖を感じる状況に耐えなければならないとき、強い苦痛とパニックに近い感覚を必死に抑え込んでいる
- □ これらの恐怖や回避行動が6か月以上にわたって継続し、生活に支障が出ている
【判定の目安】
・0〜2個(低リスク):一般的な苦手意識の範囲内です。生活に支障がなければ無理に克服を急ぐ必要はありません。
・3〜5個(中リスク・軽度〜中等度の恐怖症疑い):特定の刺激に対して過敏な反応が定着しています。ストレスの蓄積や回避行動の拡大に注意が必要です。
・6個以上(高リスク・要受診レベル):臨床的な恐怖症の基準を満たしている可能性が極めて高い状態です。自力での我慢を続けず、専門医への相談が推奨されます。