劇中の名曲「雪だるまつくろう」では、アナの成長に合わせて3人のキャストが声を担当し、滑らかな声のバトンパスを行いました。この演出が物語の説得力を極限まで高めています。
最も幼い時代(幼少期アナ)の声を担当したのは、当時子役として頭角を現していた諸星すみれさんです。ドアの隙間からエルサに呼びかける純真無垢な歌声と愛らしい語り口は、観客の胸を強く打ちました。諸星さんはその後、『アイカツ!』(星宮いちご役)や『約束のネバーランド』(エマ役)など数々のアニメで主演を務め、現在では日本を代表するトップ声優へと成長を遂げています。
続く9歳頃の少女期アナを演じたのは、ミュージカルや声優の舞台で活躍する稲葉菜月さんです。成長に伴って少しずつ変化する心の揺らぎを繊細に演じ分け、神田沙也加さんが担当する大人のアナへと見事なグラデーションで繋ぎました。この徹底したキャスティングのこだわりこそが、楽曲の完成度を揺るぎないものにしています。