食パンの袋を留めるために使われている、あの水色や白色のプラスチック板。日常で見慣れた道具ですが、正式名称をご存知でしょうか。
あのパーツの正式名称は「バッグ・クロージャー(Bag Closure)」と呼び、米国のクイック・ロック(Kwik Lok)社が開発した世界標準の留め具です。製造ラインで高速結束するために設計された優れた工業製品ですが、一般家庭で「防湿・密閉」を目的に再利用するには限界があります。
バッグ・クロージャーは袋の首を絞って穴に引っ掛けているだけであるため、中央の結び目には微細な空気の通り道が残ります。パンを2〜3日で食べ切るなら問題ありませんが、ポテトチップスや海苔などの乾物をバッグ・クロージャーで留めておくと、数日で湿気を含んでしまいます。
また、袋止めクリップを使う際によくある誤解が「袋の口をクシャクシャに丸めて留める」というやり方です。袋を無造作に丸めて挟むと、重なり合った部分の段差によってクリップと袋の間に隙間が生まれ、密閉力が半減します。「袋の端を綺麗に2つ折り、またはジャバラ状に平らに折ってから直線的に挟む」ことが、どんなクリップでも密閉力を最大化する鉄則です。