学生コミュニティやSNS、知恵袋に寄せられる受講生たちの生の声に耳を傾けると、マニュアル通りにはいかない生々しい現場の苦悩が浮かび上がってきます。特に目立つのは、教員免許取得に向けた厳しい要件とシステムの操作性が摩擦を起こしている実態です。
「4年生になって教育実習の直前、単位要件の成績確認を急いでいたのに、パスワード失効で弾かれて事務室に駆け込んだ」「教育大特有の教育実践演習や教科教育法のコマ割りはパズルのように複雑。LiveCampusの小さな画面でスマホから確定ボタンを押したら、1コマずれて登録されていて修正期間ギリギリまで冷や汗をかいた」といった手記や告白が、学内SNSで毎年繰り返されています。
また、学内教育実習や介護等体験で学外に出ている学生からは、「実習先の控え室でスマートフォンのキャリア回線から休講補講情報や教務連絡を見ようとしたら、二要素認証コードが大学メール宛てに届き、その大学メールに入るのにも別の認証が求められて身動きが取れなくなった」という悲鳴にも似た証言が寄せられています。情報セキュリティの厳格化が、皮肉にも現場で奔走する教育学部生の機動力を奪うジレンマを生んでいる実態が窺えます。