ダチョウの卵を初めて目にした人が最も衝撃を受けるのが、その圧倒的な質量です。国内のダチョウ牧場が出荷する食用の未受精卵を実測調査したデータによると、長径は約15〜18cm、短径(胴回り幅)は約13〜15cmという、大人の頭骨や新生児の頭部に近いサイズ感を誇ります。
重量の面で比較検証を進めると、ダチョウの卵の重さは個体差があるものの約1.3kgから1.8kg(平均約1.5kg)に達します。市販されている一般的な鶏卵(M〜Lサイズ)が1個あたり58〜64g(平均60g前後)であることを踏まえると、ダチョウの卵1個は実に鶏卵約25〜30個分の重量に匹敵する計算になります。ボウルに移しただけでも通常の調理用ボウルが溢れかえるほどの分量であり、1個割るだけで家族数日分、あるいは20〜30人規模の大人数でシェア可能な驚異的な可食部を秘めています。