このブームを爆発させた震源地は、間違いなく世界のトップメゾンと海外セレブたちの着こなしにあります。数年前からミュウミュウが見せた極端なローライズショーツとロゴウエストバンドの組み合わせは、ラグジュアリー界に地殻変動を起こしました。今やミュウミュウ 見せパンコーデは、プレッピーかつ反骨精神を感じさせるモードの象徴として定着しています。
一方、ストリートの王座に君臨し続けるのがカルバンクライン 見せパンの圧倒的な存在感です。ヘイリー・ビーバーやベラ・ハディッドといった海外セレブのスタイリングを見れば明らかなように、彼女たちは極太の白いウエストゴムを、アクセサリー感覚でデニムから覗かせています。ブラックやヘザーグレーのシンプルなボクサーショーツに、オーバーサイズのレザージャケットを羽織るマスキュリンなアプローチは、世界中のファッショニスタがお手本にする黄金比率となりました。
現在では、8月2日の「パンツの日」を起点に各アパレルブランドがデザイン性の高いアンダーショーツを続々と発表するなど、アンダーウェア市場全体のトレンド構造が激変しています。見せパンは一時的なキワモノではなく、ソックスやベルトと同じカテゴリーの「スタイリング小道具」として完全に昇格したのです。