受診する検査項目によって、注意すべき制約の性質は微妙に異なります。それぞれの特徴を整理しました。
■ 胃カメラ(胃内視鏡検査)・バリウム検査
胃の検査を受ける場合、胃の中にわずかでも食物残渣(食べかす)が残っていると、粘膜の細部が観察できず、病変の発見が遅れるリスクがあります。前日は食物繊維が少なく消化に良い食事を心がけ、当日の朝は水以外の飲食を完全ストップするのが鉄則です。
■ 血液検査・尿検査と「水分の摂り方」
「飲食禁止=水も飲んではいけない」と勘違いし、極度の口渇を我慢する方がいます。しかし、完全な断水は血管が収縮して採血が困難になるだけでなく、血液濃縮により正確なデータが得られません。糖分やカフェインを含まない「水」または「白湯」であれば、検査の1〜2時間前まで適度な水分補給(コップ1〜2杯程度)が推奨されます。一方で、お茶やコーヒーに含まれるカフェインやポリフェノールは胃酸分泌を促し、検査項目に干渉するため避けましょう。