Q1:健康診断の血液検査(空腹時血糖値やHbA1c)では「異常なし」と言われますが、それでも低血糖症の可能性はありますか?
A1:十分にあります。一般的な健康診断で測定する「空腹時血糖値」や「HbA1c」は、過去1〜2ヶ月の平均値や朝の絶食状態を測るものであり、食後に一時的に起きる急激な乱高下(血糖値スパイクや食後低血糖)は検知できません。正確に把握するには、専門クリニックでの「5時間糖負荷試験(OGTT)」や、腕に装着して24時間の血糖推移を測定する持続血糖測定器(CGM)の活用が有効です。
Q2:朝起きると寝汗がひどく、熟睡感がありません。これも低血糖と関係していますか?
A2:極めて深い関係があります。就寝中に血糖値が低下する「夜間低血糖」を起こしている可能性が高いです。睡眠中に血糖値が下がると、生体維持のためにアドレナリンやコルチゾールが分泌され、寝汗、歯ぎしり、悪夢、中途覚醒が引き起こされます。就寝前にスプーン1杯のハチミツを摂る、あるいは夕食の極端な糖質抜きをやめることで劇的に改善するケースが多く報告されています。
Q3:低血糖になりやすい体質は完全に治すことができますか?
A3:体質的なインスリン感受性の傾向はあっても、適切な食事管理、筋力トレーニングによる糖の貯蔵タンク拡大、自律神経を整える生活習慣によって、症状を完全にコントロールし日常生活に支障のない状態へ改善させることは十分可能です。まずは「空腹時間を長くしすぎない」「早食いをやめる」という基本行動から始めてください。