『さばくにおいでよ』が音楽愛好家からも熱烈な支持を集める大きな要因は、その卓越したコード進行とアレンジにあります。一般的な童謡に多い長調(メジャーコード)主体のポップな進行とは一線を画し、中東や北アフリカの伝統音楽を思わせるエキゾチックな短音階(マイナースケール)をベースに構築されています。
半音の使い方が生み出すミステリアスな緊張感と、サビに向けて一気に視界が開けるようなドラマチックな展開は秀逸そのものです。ギターやピアノによるカバー動画、耳コピによるコード解説コンテンツも数多く投稿されており、アコースティックな弾き語りアレンジからエレクトロな再解釈まで、多彩なクリエイターの手によって新たな魅力が引き出されています。楽器演奏者にとっても「弾いていて心地よい独特の響き」が詰まった楽曲です。