気候区分を判別する際、最初に見るべきは降水量ではなく気温の折れ線グラフです。ドイツの気候学者ウラジミール・ペーター・ケッペンが考案した「ケッペンの気候区分」において、熱帯(A気候)は極めて明確な数値基準で定義されています。
その絶対条件が「最寒月平均気温が18℃以上」であるという点です。雨温図を手にした瞬間、折れ線グラフの一番低い地点(北半球なら1月前後、南半球なら7月前後)に視線を移してください。その最低気温が18℃のラインを下回っていなければ、その時点で熱帯であることが確定します。
熱帯は太陽高度が一年中高いため、季節による気温の変化(年較差)が非常に小さいのが特徴です。年較差よりも1日の気温差(日較差)のほうが大きいという性質も、熱帯ならではのグラフ傾向として頭に入れておくと役立ちます。