愛犬と日光東照宮を訪れる際、最も把握しておくべきなのが「屋外境内」と「建物内(屋内)」の厳格な区分けです。東照宮の敷地内では、エリアごとにペット同伴の可否がはっきりと定められています。
参道、表門、陽明門のくぐり抜け、三猿が描かれた神厩舎の周辺、そして国宝「眠り猫」が掲げられた東回廊の通路など、屋外に位置する空間はリード着用または抱っこで犬同伴の通行・参拝が可能です。歴史的建造物をバックに愛犬と記念撮影を行うことも認められています。
一方で、靴を脱いで上がる「御本社(本殿・石の間・拝殿)」や「本地堂(鳴龍)」といった建物内部へのペット同伴は全面禁止です。この規定は、全身が隠れるキャリーバッグやペットカート、スリングに愛犬を入れている場合であっても例外なく適用されます。文化財保護と神事の場としての尊厳を守るための措置であり、建物内へ昇殿参拝したい場合は、同行者と交代で入るか、屋外での見学にとどめる計画を立てておく必要があります。