多くの人が混同しがちなのが、現在のマイナンバーカードとの違いだ。住基カードは主に住民票の写しの交付や簡易的な電子申請に用途が限定されていたのに対し、マイナンバーカードは税や社会保障、さらには健康保険証との一体化まで見据えた国家レベルのインフラとして設計されている。
住基カードの普及率は全国でわずか数パーセントに留まり、巨額の税金を投じた「失敗作」と揶揄された過去もある。その反省を生かして作られたのがマイナンバーカードだが、その移行プロセスは決してスムーズとは言えず、国民の不信感を抱えたまま今日に至っている。