車のエアコンが効かない原因と修理相場|ぬるい風の正体と応急処置

車のエアコンが効かない原因と修理相場|ぬるい風の正体と応急処置

車のエアコンが効かない原因と修理相場|ぬるい風の正体と応急処置の要点や背景を専門的かつ分かりやすくまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

整備工場に「エアコンが壊れた」と駆け込むユーザーのうち、一定割合で故障ですらないケースが存在します。民間整備工場の点検カルテを調査したところ、特に点検整備後やレンタカー・シェアカー利用時に多発しているのが「A/Cスイッチの入れ忘れ」です。

近年の車両はフルオートエアコンが標準装備されており、温度設定ダイヤルを低く設定するだけで自動運転されるため、普段スイッチ類を意識して操作しないドライバーが増加しています。しかし、車内清掃、車検、ボディコーティングなどで車を他人に預けた際、作業スタッフが電装品保護のためにA/Cボタンをオフにし、そのまま返却されるケースが後を絶ちません。送風ファンだけが作動し、冷却を行うコンプレッサーが起動していない状態です。パネル上の「A/C」ランプが確実に点灯しているかの確認は、最初に行うべき基本点検項目です。

また、猛暑日の屋外駐車によって車内温度が60度近くに達している状況では、システムが正常であっても吹き出し口が冷え始めるまでに長時間を要します。そうした場合に有効なのが、車載エアコンへの負荷を劇的に下げる車内が冷えない時の応急処置です。

乗り込む直前に助手席側の後部座席ドアの窓を全開にし、運転席のドアを数回バタバタと開閉することで、車内の超高温空気を外部へ一気に押し出せます。その後、窓を全開にしたままエアコンを「外気導入」「温度最安」「風量最大」にして走り出し、こもった熱気が抜けきった数分後に「窓を閉めて内気循環に切り替える」手順を踏むことで、冷房効率は飛躍的に向上します。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。